「ティーショットで緊張して体が固まってしまう」
「パットのとき、入れなきゃ…と思うほど外してしまう」
「狙いを定めるほど、逆にミスが増える気がする」
こんな悩みに答えます。
本記事の内容
- プレッシャーで体が固まる原因と対処法
- 「楽しそう!」思考法の具体的なやり方
- ティーショット・アプローチ・パットでの実践例
この記事を書いている僕はゴルフ歴3年ほど。ベストスコアは72で、平均スコアは82ほどの中級者ゴルファーです。以前は大事な場面で体がガチガチに固まってミスを連発していましたが、この「楽しそう!」思考法を取り入れてから、プレッシャーのかかる場面でも自然体でスイングできるようになりました。
プレッシャーで体が固まる原因:許容範囲が狭すぎる
「フェアウェイのど真ん中に打たなきゃ」
「このパット、絶対にカップインさせたい」
こう思えば思うほど、体は固まります。なぜなら、許容範囲を狭く設定すること自体が、自分にプレッシャーをかけているからです。
プロゴルファーでさえ、毎回ピンポイントに打てるわけではありません。それなのに僕たちアマチュアが「ここに打たなきゃ」と狭い範囲を狙うと、当然プレッシャーが増大します。
結果、スイングがぎこちなくなり、本来の力が発揮できなくなってしまうのです。
解決策:「楽しそう!」思考法
そこで僕が実践しているのが、「楽しそう!」思考法です。
やり方はシンプル。打つ前に以下の2つを心がけるだけです。
- 許容範囲を広くとる
- 「楽しそう!」と心の中で唱える
これだけで、驚くほど体がリラックスします。ちょっと詳しく説明しますね。
許容範囲を広くとるとは?
「ここに打たなきゃダメ」ではなく、「この範囲に打てればOK」と考えます。
例えば:
- ティーショット:「フェアウェイのど真ん中」→「フェアウェイ右半分」
- アプローチ:「ピン横1m」→「グリーン右サイド」
- パット:「カップイン」→「カップの右側に打ち出せばOK」
許容範囲が広ければ、少しズレても「許容範囲内だからOK」と思えます。この余裕がプレッシャーを和らげてくれるのです。
「楽しそう!」と唱える効果
許容範囲を広くとったら、次に**「楽しそう!」と心の中で唱えます**。
例えば、フックラインのパットなら:
「カップの右に打ち出せばいいや。フック、楽しそう!」
こう思うだけで、気持ちが軽くなりませんか?
「入れなきゃ」というプレッシャーが、「フックを楽しもう」というワクワクに変わる。これが「楽しそう!」思考法の核心です。
具体的な実践例
ティーショットの場合
悪い例(プレッシャー大):
「フェアウェイのど真ん中に打たなきゃ。左はOB、右はバンカー…」
良い例(楽しそう!思考法):
「フェアウェイ右半分に打ち出そう。そこからドローがかかったら楽しそう!」
または:
「フェアウェイ左半分に打ち出そう。フェードがかかったら楽しそう!」
こうすることで、**打ち出しに余裕が生まれ、どちらに曲がっても「想定内」**と思えます。
グリーンを狙うアプローチの場合
悪い例(プレッシャー大):
「ピンにピッタリ寄せたい。ショートもオーバーもダメ…」
良い例(楽しそう!思考法):
カップが左にある場合:
「カップより右に打ち出そう。ドローがかかったら楽しそう!」
カップが右にある場合:
「カップより左に打ち出そう。フェードがかかったら楽しそう!」
許容範囲を広くとれないところは、そもそも狙わないというのも大事なポイントです。
パットの場合
悪い例(プレッシャー大):
「このパット、絶対入れたい。外したらボギーだ…」
良い例(楽しそう!思考法):
フックラインの場合:
「カップの右に打ち出せばOK。フック、楽しそう!」
スライスラインの場合:
「カップの左に打ち出せばOK。スライス、楽しそう!」
ラインを読むプレッシャーから解放されて、「打ち出し方向さえ合っていればOK」と思えるようになります。
まとめ:自分にプレッシャーを与えない
というわけで、「楽しそう!」思考法のポイントをまとめます。
- 許容範囲を広くとる — 狭いターゲットを狙わない
- 「楽しそう!」と心の中で唱える — プレッシャーをワクワクに変換
- 許容範囲が広くとれない場所は狙わない — 無理をしない
ゴルフは「いかに自分にプレッシャーを与えないか」がスコアに直結します。次のラウンドで、ぜひこの「楽しそう!」思考法を試してみてください。きっと、いつもより肩の力が抜けたスイングができるはずです。
